入門講座 薬と理学療法・3
感染症の薬と理学療法
荘司 貴代
1,2
,
戸塚 恭一
1
Takayo Shoji
1,2
1東京女子医科大学感染対策部感染症科
2東京女子医科大学小児科
pp.787-794
発行日 2010年9月15日
Published Date 2010/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101752
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はじめに
感染症診療は細菌学,解剖学,臨床検査学,薬理学(抗菌薬),感染対策,免疫学(ワクチン)など,幅広い知識を要するため,医師でさえ苦手とする領域です.筆者らも医学生時代,これらの勉強は非常に苦痛で,細菌や抗菌薬の名前を必死に暗記したものの,試験が終わるとともに忘れてしまったものでした.しかし,臨床の現場では感染症の話をしない日はありません.本稿では,日常で理学療法士が遭遇しそうなエピソードを交えながら,感染症診療の原則と最小限の感染対策,予防方法についてまとめます.
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