特集 骨関節疾患の理学療法とバイオメカニクス
肩腱板損傷に対する理学療法とバイオメカニクス
唐澤 達典
1
,
畑 幸彦
1
Karasawa Tatsunori
1
1信州大学医学部附属病院リハビリテーション部
pp.847-852
発行日 2008年10月15日
Published Date 2008/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101270
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はじめに
肩腱板損傷(以下,腱板断裂)に対する治療方法には,保存療法と手術療法があるが,当院では長期的な機能の回復と維持を図る目的で,重症の基礎疾患がある患者や手術を望まない高齢者を除いて,積極的に手術療法が行われている.手術療法にはopen法と鏡視下法があるが,当院では安定した術後成績と術式の簡便さからopen法が選択されている.したがって,本稿では,術後理学療法にポイントを絞って報告し,バイオメカニクスとの関連性についても言及する.
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