特集 骨格筋の画像診断
肩腱板損傷の画像診断
越智 純子
1
,
常陸 真
1東北大学病院 放射線診断科
キーワード:
局所解剖学
,
滑液包
,
肩甲筋
,
MRI
,
外傷重症度指標
,
上腕筋
,
肩腱板損傷
Keyword:
Rotator Cuff Injuries
,
Anatomy, Regional
,
Bursa, Synovial
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Trauma Severity Indices
pp.569-581
発行日 2017年5月26日
Published Date 2017/5/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2017236117
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肩関節は人体において最大の可動性をもつ関節である一方で不安定な構造をしている。それを補強するため,肩には複数の安定化機構が存在している。腱板を構成する筋腱は肩関節の安定化機構の1つであると同時に,肩の主要な動作筋としての機能を有している。腱板は加齢,運動,インピンジメントなどにより損傷しやすい場所であり,画像診断の対象となりやすい。本稿ではMRIにおける腱板損傷の画像所見とその際に注目すべき点について,解剖的,臨床的事項も踏まえながら解説をする。
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