講座 補装具の開発変遷・3
プラスチックAFOの開発変遷
島津 尚子
1
,
畠中 泰司
1
Shimazu Naoko
1
1公立大学法人横浜市立大学附属病院リハビリテーション科
pp.695-703
発行日 2008年8月15日
Published Date 2008/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101239
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はじめに
短下肢装具(以下,AFO)の材料として,従来は金属や皮革が使用されていたが,1967年にSimonsら1)によりプラスチックが取り入れられて以降,プラスチックはAFOの主材料として多く利用されている.わが国では,1975年の有薗2)によるオルソレンを使用したAFOの報告が最も古く,その後,プラスチックの素材やAFOの種類の多様化に伴い多くの報告がなされてきた.
本稿では,AFOの機能の説明と代表的なプラスチックAFOの紹介,臨床場面で最も使用頻度の高い脳卒中片麻痺者における使用方法について述べる.
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