新人理学療法士へのメッセージ
より良い対応を
桒原 慶太
1
1北里研究所メディカルセンター病院リハビリセンター
pp.438-439
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100822
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新しく理学療法士になられた皆様,おめでとうございます.理学療法士に対する社会ニードが高まる中,病院以外の様々な場面で活躍している方も多いと思います.中には社会経験が豊かな方も少なからずいらっしゃると思います.そう思うとたいへんおこがましいのですが,「病院」にしか勤めたことがない私が,やや狭い視点からですが,日頃思っていることを綴ります.
高度なコミュニケーション能力が必要です
厚生労働省の国民意識調査によれば,「医療はサービス業」という認識を大部分の国民が持っているそうです.また,メディアでも医療従事者の態度や言動に対する不満が報じられることが多くなってきたと思います.それに応じるかのように,最近では多くの病院・施設でも職員を対象とした接遇研修を取り入れているようです.「患者さん」を「患者様」と呼称するのが浸透してきたのもここ数年のことと思います.しかし,現場ではどうでしょうか.患者様と友達感覚で会話をしたり,中には威圧的に接している職員をみかけませんか.
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