文献抄録
人工呼吸管理患者の痰の排出を高める頭低位および用手的加圧バック
加賀 順子
1
1藤田保健衛生大学リハビリテーション専門学校
pp.698
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100547
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本研究は,人工呼吸管理患者に対して,用手的加圧バック実施に頭低位を加えることが,痰の排出を増加させるかどうかを検討することである.
方法:対象は,日常的に用手的加圧バックを施行している人工呼吸管理患者20例(男性18,女性2)で平均51.3歳.FiO2が0.6以上,PEEPが10cmH2O以上,SaO2が90%以下の者および,循環動態が不安定な者,肺の病理変化を伴っている者,脳障害で頭高位を取っている者は省いた.
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