とびら
備えあれば憂いなし
和泉 謙二
1
1共立蒲原総合病院
pp.655
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100140
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昨年秋から新潟,スマトラ島沖,福岡西方沖と立て続けに地震が起こっている.ここ数年来警戒されている「明日起きてもおかしくない東海地震」は静岡県在住の私にとって大きな不安である.しかし,明日起きるかもしれないが数十年起こらないかもしれない未知の不安は,即座に対応策を講じ準備万端にと事を進ませない.「いつか準備すればいいさ」の気分で毎日が過ぎ去っていく.
自宅用の災害時対策用物品として水,多機能ナイフ,自家発電ラジオ,懐中電灯,非常食,ライター,防寒下着,手袋,ロープ,笛,携帯電話,常備薬,予備用眼鏡などは絶対必需品といわれている.これらをどこに保管しておくべきか,単に非常用袋に入れるだけでなく,あくまでも非常時の行動パターンを想定した上で,配置を考えていく必要がある.
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