特集 脳性麻痺
脳性麻痺児の動作分析と理学療法
米津 亮
1
,
鶴見 隆正
1
,
車谷 洋
2
Yonetsu Ryo
1
1神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部リハビリテーション学科
2広島大学医学部保健学科
pp.319-326
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100069
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近年の医療には,根拠に基づいた医療(EBM:evidence based medicine)が求められ,われわれ理学療法士もより根拠のある治療成果を示すことが求められている.根拠のある治療成果を示すためには,①理学療法士が脳性麻痺児の臨床像を的確に評価すること,②的確に評価した内容をより客観的に示す課題が存在する.
①の課題に対しては,脳性麻痺児の動作の特徴が幅広く伝えられ1~5),多くの理学療法士がその知見を熟知することが可能となった.適切な評価によって,多くの子どもたちが質の高い理学療法介入を提供してもらえるようになったのではないかと予想される.しかし,②については現在までのところ主観的評価にとどまっているように推察される.
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