とびら
「介護予防」に思うこと
久富 ひろみ
1
1多摩市役所健康福祉部高齢福祉課
pp.109
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100021
- 有料閲覧
- 文献概要
最近,「2015年」とか「介護予防」という言葉をよく目にします.私の理学療法士としての仕事でも,この言葉の持つ意義から避けて通ることのできない課題を感じています.
昨今,厚生労働省では,「高齢者介護研究会」や「高齢者リハビリテーション研究会」とリハビリテーションに関係の深い研究会が続いて設置され,急性期医療から在宅までの継続したリハビリテーションサービスや介護予防の重要性を提唱しています.また,「健康フロンティア戦略」でも介護予防は3つの柱の1つに置かれ,『介護予防10カ年戦略』と称し,要介護者を「7人に1人」から「10人に1人」へと目標を設定しています.このように厚生労働省は,リハビリテーションサービスの本格的な普及を示唆しています.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.