今月の表紙
肝臓超音波:脂肪肝
永江 学
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1聖マリアンナ医科大学病院超音波センター
pp.1252
発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906414
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【解説】
図1は健常人のパワードプラ法による立体画像である.門脈の枝や肝静脈の枝が重なって立体的に観察することができる.臨床的には肝臓内腫瘍血管分布を立体的に描出することが可能であり,CTAに匹敵するともいわれている.
図2は56歳男性の超音波像である.肝臓全体は高輝度を示している.肝臓に接している右腎臓との間に輝度差が認められる.これらは肝臓内に蓄積された脂肪滴が音響学的な反射体となるために起こる現象である.脂肪肝の例である.
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