増刊号 誰でもわかる遺伝子検査
Ⅱ.各論—遺伝子検査はどういうときに必要なのか
3.応用編—遺伝子検査を利用する
3)遺伝性疾患
Ⅱ.各論—3.応用編—3)遺伝性疾患で用いられる用語の解説
pp.1093-1094
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906367
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CHK2遺伝子[Ⅱ.-3.-3)-(7),1124ページ]
CHK2は酵母のチェックポイントにおいてG2期制御に重要な役割を果たすことが知られていたRad 53(出芽酵母)/Cdsl(分裂酵母)のヒトホモログであり,細胞がDNAに損傷を受けるとリン酸化・活性化され,Cdc25Cをリン酸化することでG2期チェックポイントの制御を行っている.CHK2はまたp53をリン酸化して,MDM2との結合を阻害することでG1期チェックポイントの制御にも関与し,最近ATMとの関連も報告されている.
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