トピックス
抗核抗体検査のEIAの自動化法
林 伸英
1
,
熊谷 俊一
1
1神戸大学医学部附属病院中央検査部
pp.1412-1415
発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906061
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
抗核抗体の検出は,全身性エリトマトーデス(systemic lupus erythematosus,SLE)をはじめとする膠原病の診断,治療方針の決定,予後の推定において重要な検査である.抗核抗体の検出方法としては,従来より行われている間接蛍光抗体(indirect immunofluorescence;IF)法による総合的な抗核抗体の検出(スクリーニング検査)と,二重免疫拡散法やradioimmunoassayなどによる個々の抗核抗体(疾患特異的抗核抗体)の検出が行われている.近年,これらの検査にEIAが応用されるようになり,自動化が可能となった.
本稿では,紙面の都合上,スクリーニング検査としての抗核抗体検査の自動化を中心に解説する.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.