技術講座 一般
糞便内原虫検査
木俣 勲
1
1大阪市立大学医学部医動物学研究室
pp.1421-1429
発行日 2000年11月1日
Published Date 2000/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905652
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新しい知見
下痢性疾患の原因となる原虫には,古くから知られている赤痢アメーバ,ランブル鞭毛虫やイソスポーラに加えて,最近話題になっているクリプトスポリジウム,サイクロスポーラおよび微胞子虫などがある.
また,これらの原虫による疾患は,発展途上国を中心とした地域への旅行者下痢症や,免疫不全状態に随伴する下痢症として,さらに飲料水や食品を介する集団下痢症として注目されている.
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