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インフルエンザ菌b型ワクチン
石和田 稔彦
1
,
黒木 春郎
1
,
上原 すゞ子
2,3
1千葉大学医学部小児科
2千葉大学
3埼玉医科大学小児科
pp.1353-1355
発行日 1999年10月1日
Published Date 1999/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543904006
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はじめに
わが国では細菌ワクチンとしてジフテリア・百日咳・破傷風三種混合(DPT)などが広く実施され,これらの疾患の患者数は減少し,その効果は実証されている.一方,乳幼児における細菌性髄膜炎の主要な起因菌であるHaemophilus influenzae typeb(Hib)に対するワクチンは欧米では1980年代から広く実施され,著しい効果を上げているが,わが国ではいまだ導入さえも認可されていない.
本稿ではHibワクチンについて概説し,内外の情勢も合わせて紹介することで,本ワクチンの認識が高められることを願うものである.
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