増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第IV章 電子顕微鏡検査
2.試料の処置 3)超薄切
岩坂 茂
1
1東京大学医学部病理学講座
pp.283-285
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903525
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はじめに
電子顕微鏡試料の超薄切片の厚さは,通常60〜90nm(干渉色でSilber〜Goldの範囲,図8参照)が良いとされているため,試料の大きさを小さくトリミングする傾向にあったが,近年ではダイヤモンドナイフの普及や,広範囲を見たいという病理診断としての要求もあって,2mm2以上の切削面でも十分超薄切が可能となってきている.
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