増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第III章 細胞診
2.検体
3)検体の受付と処理
c)染色法[4]酵素抗体法とin situ hybridization
伊藤 仁
1
,
長村 義之
2
1東海大学医学部附属病院病理診断科
2東海大学医学部病態診断系病理学
pp.203-205
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903500
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はじめに
組織標本を対象とした免疫組織化学的手法は,細胞診標本においても積極的に応用されており,診断上有用な種々の抗原の検出が可能となっている.細胞診においては主に腫瘍診断,すなわち良・悪性の鑑別,組織型の推定,腫瘍の機能的分類や病原体の検出に用いられている.また,細胞増殖マーカー,ホルモンレセプターあるいは癌遺伝子蛋白などの検出も可能である.
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