増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第III章 細胞診
2.検体
3)検体の受付と処理
a)塗抹法
畠山 重春
1
,
川名 展弘
1
,
松元 照美
1
1板橋中央総合病院中央臨床検査研究所(IML)
pp.190-195
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903495
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喀痰ではすり合わせ法というように,検体によって,それぞれ代表的な塗抹法がある(表).しかし,1つの方法にこだわることなく,性状によっては臨機応変に他の方法も用いる柔軟さが必要である.さまざまな手技を身につけておき,検体に対してより適切な手段を選択するよう心がけたい.なお,塗抹作業の場合,事前に必ず固定液の蓋を開けておき,迅速に湿潤固定できるよう準備しておかなくてはならない.
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