増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第II章 組織学的検査
2.検体
4)特殊検査
c)レクチン染色法
弓納持 勉
1
,
石井 喜雄
1
,
中澤 久美子
1
1山梨医科大学附属病院検査部
pp.176-177
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903488
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1.原理
レクチン染色は,レクチンと糖の親和性を利用し,細胞表面に存在する糖と結合したレクチンを組織化学的に認識する手法である.このレクチン染色には,蛍光色素標識法,ペルオキシダーゼ(horseradish peroxidase;HRP)標識法およびビオチン化レクチンを用いたアビジン・ビオチンペルオキシダーゼ複合体(avidin-biotin peroxidose complex;ABC)法のほか,抗レクチン抗体を用いた酵素抗体法がある.
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