日常染色法ガイダンス 多糖類の日常染色法—単純多糖類(グリコーゲン)の染色法
ベストのカルミン染色
宮平 良満
1
,
岩井 宗男
1
,
宮本 敬子
1
,
岡部 英俊
2
1滋賀医科大学附属病院検査部
2滋賀医科大学臨床検査医学講座
pp.225-227
発行日 1998年3月1日
Published Date 1998/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903364
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はじめに
グリコーゲンは肝臓や筋肉をはじめ,さまざまな組織細胞中に存在するが,各種疾患などにおいて,それを証明するため,いくつかの染色方法が利用されてきた.その中でも現在ではα-アミラーゼなどによる消化試験も含めて,PAS反応(periodic acid-Schiff reaction)が一般的な糖質の証明方法として主に活用されている.一方,古典的な方法で,最近ではあまり利用している施設は少ないものの,グリコーゲンの代表的な染色としてベスト(Best)のカルミン染色がある.
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