トピックス
血小板由来マイクロパーティクル
野村 昌作
1
1関西医科大学第1内科/輸血部
pp.182-183
発行日 1998年2月1日
Published Date 1998/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903351
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はじめに
血小板が種々の状況下で活性化されたり,物理的な刺激を受けると,微小な膜小胞体が生成される.この膜小胞体は,活性化血小板から放出された内部顆粒や膜性微粒子,および機械的破壊によって生成された膜フラグメントなどを含み,マイクロパーティクル(microparticle;MP)と呼ばれている.血小板由来マイクロパーティクル(platelet derived MP;PMP)は,単純に血小板崩壊の指標となるものではなく,止血・凝固において重要な役割を果たしていることが判明してきている1).
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