技術講座 生化学
膵リパーゼ測定法
宇治 義則
1
,
岡部 紘明
1
1熊本大学医学部臨床検査医学講座
pp.819-824
発行日 1997年9月1日
Published Date 1997/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903224
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新しい知見
特に新しい知見はないが,本酵素については膵に特異的な酵素であるにもかかわらず,歴史的に高感度,高精度の測定法の開発が遅れ,膵機能診断のマーカーとしてはあまり重要視されなかった.しかし,近年,合成基質比色法・共役酵素反応系を用いた高感度分析法が開発されてきており,自動分析装置への導入も可能であり,今後,膵疾患の補助診断法としていっそうの普及・利用が望まれる.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.