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Haemophilus parainfluenzaeとIgA腎症
鈴木 亨
1
,
木村 秀樹
2
,
下條 文武
1
1福井医科大学医学部臨床検査医学講座
2福井医科大学医学部附属病院検査部
pp.84-86
発行日 1997年1月1日
Published Date 1997/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902973
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はじめに
日本では現在約14万人を超える長期透析患者が存在し,平成6年度の新規透析導入患者数は約2.5万人であり,その45%が慢性腎炎による末期腎不全によるものである.
IgA腎症(IgA nephropathy)は世界で最も頻度の高い原発性糸球体腎炎として認識され,日本の糸球体腎炎のおそらく半数近くを占めると考えられている.平成6年度の成績から推定してみると,年間約5,000〜6,000人のIgA腎症患者が末期腎不全に陥り,透析導入されていると考えられる.
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