増刊号 感染症クイックリファレンス
原因微生物
グラム陰性桿菌
Haemophilus influenzae
中山 麻美
1
1岐阜大学医学部附属病院検査部
pp.218-219
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207085
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学名 Haemophilus influenzae(ヘモフィルス・インフルエンザ)
和名 インフルエンザ菌
◎性状と特徴
①通性嫌気性菌で,発育にはⅩ因子(ヘミン)とⅤ因子(nicotinamide adenine dinucleotide:NAD)の両方を必要とする.したがって,ヒツジ血液寒天培地には発育をせず,チョコレート寒天培地に発育を認める.
②集落は非溶血性で,露滴状の光沢のある集落を形成する.至適発育温度は37℃で,5〜10%CO2環境で発育が促進される.
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