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DNA診断の完全自動化システム
萩原 久
1
1東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター
pp.539-543
発行日 1996年6月1日
Published Date 1996/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902719
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はじめに
DNA鎖中の変異を塩基配列レベルで検出することは,現在DNA診断を行う最終的な確認技術としてとらえられている.この塩基配列決定技術は工程が煩雑であり,得られるデータは実験従事者の経験によるところが大きい.このようなデータ精度の不確定さは,検査技術として汎用化しルーチンに使用するには問題がある.そこでわれわれは高いデータ精度と均一化を目ざしてその自動化を試みた.本稿では,DNA鎖中の変異を100%検出できる方法であるorphan peak analysis(OPA法)1)をベースとした,サンプル処理の自動化および検出データの自動解析法について紹介する.
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