技術講座 生化学
内因性クレアチニンクリアランスの推算法
真鍋 史朗
1
,
折田 義正
1
,
阪田 光彦
2
,
堀尾 勝
1
Shiro MANABE
1
1大阪大学医学部保健学科病態生体情報学
2大阪大学医学部保健学科基礎生体情報学
pp.403-408
発行日 1996年5月1日
Published Date 1996/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902680
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新しい知見
GFRの指標として臨床の場においてはクリアランス試験が広く行われているが,そのクリアランス物質として体内でクレアチンから生成されるクレアチニンを用いた内因性クレアチニンクリアランスが主として実施されている.
しかし,蓄尿を要する内因性クレアチニンクリアランスは最近の検査件数の増加や,蓄尿における尿量測定誤差の問題,緊急時に求められる即時性などについて問題があるため,従来の内因性クレアチニンクリアランス試験に代わって体重および血清クレアチニン濃度などを利用して,迅速にクレアチニンクリアランスを求める計算方法が多数発表されてきている.
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