話題
MRI検査—検査技師の立場から
佐藤 正
1
1河北総合病院画像診断部
pp.156
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902344
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画像診断装置検査を受けるとき,それぞれ注意しなくてはいけない事項がある.なかでもMRI検査での磁性体に対しての監視は,患者の安全や良い画像を得るために厳重なチェックが必要である.しかし実際に困るのは,取れない義歯・指輪・ペッツ・人工骨頭などがあるとき,検査を行ってよいか聞かれることである.当院ではどうしても検査の必要性があり,医師が立ち合ってもらえるとき,原則として行っている.検査をスムーズに行うには一連のルールをしっかりと取り決め,文章化しておくことが大切である.
検査において,どの装置にもいえることだが,“早く”,“安全”,“正確”に検査を行うことが,受ける側に“安心”,“質の高さ”を提供することになる.
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