特集 病院機能と臨床検査部門の見直し
臨床検査の外部委託—技師の立場と病院の立場
高橋 正雄
1,2
,
矢作 忠政
3
Masao TAKAHASHI
1,2
,
Tadamasa YAHAGI
3
1社団法人・日本臨床衛生検査技師会渉外法規部
2国立がんセンター病院
3医療法人京浜総合病院
pp.843-847
発行日 1989年8月1日
Published Date 1989/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209656
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外部委託検査の今日的問題点
(社)日臨技の見解
(社)日本臨床衛生検査技師会(日臨技)会員の多くは病院検査室に勤務している臨床検査技師で占められている関係もあって,検査の外部委託,とりわけコマーシャル・ラボの動向や営業姿勢に対しては,その影響が大きいだけに関心もまた高い.
ここ数年の定期総会の中心課題といってもいいほど,熱を帯びた討論が交わされてきた.当初は受託業界の激しい契約競争とダンピング問題,精度管理に対する不安感,検査の稼働点数と病院の経済運営との関係等,当会執行部の基本姿勢を問うものが多くを占めていた.
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