増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として
Ⅰ.超音波検査法
3.検査の実際
5)腎・泌尿器
(1)腎臓・副腎 画像の読みかた・計測法
寺沢 良夫
1
,
森 久恵
2
1仙台社会保険病院内科
2仙台社会保険病院超音波室
pp.114-119
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902330
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1.腎・副腎の正常像
腎は左右2個あり,右腎は左腎と比較して低位置にある.皮質,髄質,中心部エコー(central echo;CE)が描出される.中心部エコーは腎盂・腎杯,腎動静脈,腎洞内脂肪を含んでいる(図3〜5).
副腎は,腫瘍などで腫大すれば検出できるが,正常では検出できないことが多い(図6).右副腎は右腎上極に,左副腎は左腎上極内側に位置する.
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