今月の表紙
血管性腫瘍の細胞診
古田 則行
1
,
都竹 正文
1
,
坂本 穆彦
2
1癌研究会附属病院細胞診断部
2東京大学医学部病理学教室
pp.317
発行日 1995年4月1日
Published Date 1995/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902287
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良性の血管性腫瘍は種類が多く,また細胞診の対象となることは少ない.悪性腫瘍の代表として,血管外皮(周皮)に由来する悪性血管外皮腫(周皮腫)と,血管内皮に由来する血管肉腫(悪性血管内皮腫)があり,それぞれ特徴的な細胞像を示す.また,血管腫と血管肉腫との中間的性格を示す特異的腫瘍として位置づけられる類上皮血管内皮腫や,血管内乳頭状内皮過形成症などは,いずれも特徴的な細胞像を示すため細胞診による判定が可能である.
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