今月の表紙
卵巣腫瘍の細胞診[1]表層上皮・間質性腫瘍
古田 則行
1
,
都竹 正文
1
,
坂本 穆彦
2
1癌研究会附属病院細胞診断部
2東京大学医学部病理学教室
pp.53
発行日 1995年1月1日
Published Date 1995/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902218
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卵巣腫瘍はその種類が多く,また組織像も多彩であるため病理組織診断の難しい分野とされている.細胞診においても同様であり,組織型の推定が困難であるばかりか,良悪の判定すら困難であることも少なくない.しかし,その一方で特徴的な細胞所見より,診断可能な腫瘍もある.今回はこれらのうち表層上皮・間質性由来の腫瘍の中で,特徴的かつ重要なものを取り上げた.
表層上皮・間質性腫瘍を考えるに当たっては,卵巣周辺の臓器に発生する腫瘍と比較して考えると理解しやすい.
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