技術講座 生理
MRI画像の読みかた2心臓大血管
洞口 正之
1
,
梁川 功
2
,
高橋 昭喜
2
,
日向野 修一
3
1東北大学医療技術短期大学部診療放射線技術学科
2東北大学医学部附属病院放射線部
3東北大学医学部放射線医学教室
pp.115-123
発行日 1995年2月1日
Published Date 1995/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902240
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新しい知見
心臓大血管の疾患のうち先天牲心疾患,胸部大動脈瘤,特発性心筋症などでは,すでにMRIの有用性が臨床的にも確認されているが,急性心筋梗塞の際に生命維持装置が持ち込みにくいなど,虚血性心疾患では幾つかの問題点から臨床的にはその適用が限られている.しかし近年の種々の高速撮像法の開発は冠状動脈を明瞭に描出し始めており1),狭心症の診断を含め虚血性心疾患へのMRIの適応を臨床的に広げる可能性を高めつつある.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.