技術講座 病理
神経・筋疾患における骨格筋の病理学的検査
村上 俊一
1
,
石井 孝子
2
,
山岡 愛子
2
,
岩野 裕子
2
,
貝原 俔子
3
,
佐藤 孝夫
3
1東京大学医学部附属病院分院検査部
2東京都立神経病院検査科病理検査室
3東京大学医学部附属病院分院検査部病理検査室
pp.571-581
発行日 1994年7月1日
Published Date 1994/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902064
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サマリー
神経・筋疾患における骨格筋の病理学的検査の意義,概要および代表的病理検査の内容について,述べた.
骨格筋の病理学的検査は他臓器のそれと異なり,筋生検から得られる標本の組織化学的検査が主流を占めており,それに加えて免疫学的および電子顕微鏡的検査も多用されているので,病理標本の取り扱いおよび染色法・意義などについて具体的に述べた.これらの検査を通して神経・筋疾患のより正確な診断に近づくことができると考えられた.
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