- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
筋疾患のCT・MRIどう撮る,どう読む,どう生かす? その答えがちりばめられ思わず手に取り,眺め,引き込まれ,胸に抱えて歩きたくなる書である.筋画像検査の意義や役割を十分理解するのに役立つ.筋画像では,ベットサイド診察では十分に評価できない深部の筋群や頸部・体幹筋の評価をすることができる.日常診療に欠かせない待望の筋画像アトラスであり厳選された骨格筋CT・MRI画像を多数掲載し,健常骨格筋画像もイラスト付きで解説され,画像を見てどこにその筋肉があるかわかるようになる.難病からよくある疾病まで筋疾患の遺伝子異常を含む最新情報,分類,臨床特徴,筋組織,遺伝子異常,免疫性筋疾患における多様な抗体も豊富に記載され,さらに,類似疾患は鑑別点が挙げられており,筋疾患を学ぶ教科書としても最適である.
目次は,第I編「総論」として第1章「診療に役立つ筋画像検査」,第2章「ルチン撮像法」,第3章「筋画像データーベースIBIC-NMD」,第II編「疾患各論」として第4章「後天性疾患」,第5章「遺伝性筋疾患」〔1.筋ジストロフィー,2.先天性ミオパチー,3.遠位型ミオパチー,4.ミトコンドリア病,5.代謝性ミオパチー(糖原病,脂質代謝異常症など),6.特殊なミオパチー〕,第6章「神経原性疾患」〔1.運動ニューロン病(左右差を持った特徴的な筋萎縮所見が診断の助けとなるポストポリオ症候群も含む),2.末梢神経疾患(Charcot-Marie-Tooth病),3.その他の神経原性疾患,4.首下がり症候群〕,第III編「骨格筋量定量法」として第7章「CT,MRIによる骨格筋量定量法」,第8章「神経筋疾患領域におけるMRIと臨床試験」からなる.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.