技術講座 一般
日臨技「尿沈渣検査法」による円柱の見かた
佐藤 俊
1
1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部
pp.1087-1093
発行日 1993年12月1日
Published Date 1993/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901752
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サマリー
尿沈渣検査は腎および尿路系疾患のスクリーニング検査として古くから実施されてきた検査である.しかし検査手技や沈渣成分の分類および臨床への結果の報告方法は,各施設独自の方法で実施してきたため,各施設間での検査データのバラツキが大きく,検査方法の統一化が望まれていた.
日本臨床衛生検査技師会では1991年8月に日臨技尿沈渣法を提示し,尿沈渣の標準化に向けて新たなスタートを切った.
この稿では円柱の形成,日臨技法の分類,記載方法および円柱の見かたについて私見を交え,日臨技法を紹介する.
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