基礎から学ぼう一般検査・5
尿沈渣検査(円柱)
久代 真也
1
1独立行政法人地域医療機能推進機構 船橋中央病院検査部
pp.470-477
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104264
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はじめに
円柱の分類法は,Lippmanの分類から「尿沈渣検査法」(1991年)1)で現在の骨格となる分類法に変わり,「尿沈渣検査法2000」(JCCLS GP1-P3:2000年)2)で臨床的意義を加えられ,「尿沈渣検査法2010」(JCCLS GP1-P4:2010年)3)へと変化し,次第に臨床的関連性が明らかにされてきた.
本稿では,日常検査で分類可能な円柱について,出現機序・形態特徴と鑑別ポイント,臨床的意義および関連性,ピットフォールを解説する.
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