マスターしよう検査技術
心電図の運動負荷試験法
沼澤 てるひこ
1
,
石山 陽事
1
1虎の門病院臨床生理検査部循環機能検査室
pp.1097-1103
発行日 1993年12月1日
Published Date 1993/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901755
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はじめに
心電図検査の運動負荷試験は,心臓になんらかの負荷を与えて,得られる心電図や種々のパラメータの変化から心肺機能を評価する方法である.
循環器における負荷試験の種類には①運動負荷試験,②薬物負荷試験,③低酸素負荷試験,④ペーシング負荷試験などがある.①は骨格筋の収縮と弛緩による動的運動負荷(マスター二階段法,トレッドミル負荷など)と骨格筋の持続的収縮による静的運動負荷(等尺性運動負荷:ハンドグリップ負荷など)などがある.
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