今月の表紙
骨肉腫の細胞像
古田 則行
1
,
都竹 正文
1
,
坂本 穆彦
2
1癌研究会附属病院細胞診断部
2東京大学医学部病理学教室
pp.134
発行日 1993年2月1日
Published Date 1993/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901400
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腫瘍細胞が骨や類骨を形成する骨原発性の悪性腫瘍である.10〜25歳の若年者に好発するが,骨Paget病に続発して高齢者にも発生することがある.長管骨の骨幹端部,骨幹部,特に大腿骨遠位,脛骨近位,上腕骨近位,腓骨に多く発生する.
組織学的には多形性の目立つ低分化のものから,骨や類骨形成の著明な高分化のものまである.基本的には主体を占める基質の種類によって,骨形成型,軟骨形成型,線維形成型に分けられる.さらに血管拡張型に分けることもある.
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