検査ファイル
血中エラスターゼと凝固
朝倉 英策
1
,
松田 保
1
1金沢大学第3内科
pp.606
発行日 1992年7月1日
Published Date 1992/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901219
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はじめに
白血球エラスターゼは,エラスチン,コラーゲン,プロテオグリカン,フィブロネクチンなどの組織構築に必要な成分を分解するほか,凝固線溶関連蛋白も分解することが知られている.生体内においては組織破壊物の処理や,感染に対する防御など有利な作用を示す一方,肺気腫,種々の炎症性疾患,凝固線溶異常などの病態とも深く関連している.
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