増刊号 尿検査法
II.各論
17.尿沈渣
尿沈渣
今井 宣子
1
1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部
pp.180-187
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901113
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尿沈渣鏡検はもっとも一般的に実施されている検査であり,手技的には簡単な検査でありながら,得られる臨床情報量は多く,時には診断に直結するほどの重大な情報が得られることもある.尿沈渣標本の作製法や成分の分類法,結果の記載法については,すでに日本臨床衛生検査技師会から標準法が提示されているので1),これに準ずることとし,ここでは主に医療情報としての尿沈渣成分の見かた・考えかたについて述べる.
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