けんさアラカルト
21世紀の臨床検査を考える(夢のまた夢)
宮原 道明
1
1九州大学医療技術短期大学部
pp.617
発行日 1991年7月1日
Published Date 1991/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900752
- 有料閲覧
- 文献概要
4年制大学の設立と医学検査技師
青い空に白い波が砕け,緑広がるこの丘陵に4年制の医療技術大学が設立されたのは21世紀に入って間もない春のことであった.講義棟および研究棟に続き付属病院が,そして両者の中間に中央研究所が接続している.このラボは地区の中核的な役割を持っているので,屋上にはヘリポートがあり,各地との連絡に当たっている.さらに,WHO認定の研修施設として世界中の「医学検査技師」が研修している.また一方で,ここの技師は開発途上国を中心に一定期間世界各地への派遣も義務づけられている.そういえば,技師の呼称は医学検査技師と呼ばれるようになったが,これは業務範囲が著しく拡大し,患者との接触が深まったからである.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.