けんさアラカルト
臨床検査医の役割
森 三樹雄
1
1獨協医科大学越谷病院臨床検査部
pp.1552
発行日 1990年12月1日
Published Date 1990/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900453
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臨床検査医は,日本臨床病理学会が認定した臨床病理の専門医のことである.医学部を卒業後,日本臨床病理学会認定の研修施設で臨床病理学の各分野を4年間幅広く勉強し,日本臨床病理学会が行う認定試験に合格すると臨床検査医になれる.現在,日本臨床病理学会認定の臨床検査医は254名おり,このうち203名は過渡期的処置による臨床検査医で,残りの51名が認定試験を合格した臨床検査医(平成2年9月現在)である.このほか,現在資格を取るべく勉強している医師や,臨床検査医の資格は取っていないが臨床検査部で活躍している医師も,広義の意味で臨床検査医と呼んでいる.次に,臨床検査医の役割を教育,研究,日常業務に分けて述べてみたい.
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