検査ファイル
〈機器〉Tissue sectioner
黒田 雅彦
1
,
町並 陸生
1
1東京大学医学部病理学教室
pp.170-171
発行日 1990年2月1日
Published Date 1990/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900046
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はじめに
酵素組織化学における切片作製の最も重要な点は,浸漬反応の際に厚さが40μm以下の切片を用いなければならないことである.一般的に,光顕観察においてはクリオスタットを作っての凍結切片で十分であるが,電顕レベルでの観察では,組織の微細構造を保持するうえで未凍結切片を作製しなければならない.現在,未凍結切片を作製するに当たってTissue sectioner,Vibratome,Microslicerなどを用いているが,本稿はその中でもTissue sectionerについて,その意義と機器を簡単に概説する.
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