検査データを考える
血清酵素異常—[2]ALP
大久保 昭行
1,2
,
豊田 幸子
2
1東京大学医学部臨床検査医学講座
2東京大学医学部附属病院検査部
pp.162-165
発行日 1990年2月1日
Published Date 1990/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900043
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はじめに
血清アルカリ性ホスファターゼ(ALP)にはアイソザイムが存在し,臓器によりアイソザイムの種類が異なる.ALPの異常値をみた場合は,病名から変化が予想される他の検査項目のデータを検索し,その値とALP値との相対的変化あるいは比を調べる.病名と検査データとの関係あるいは関連データ間の変化が納得できない場合には再検査を行い,アイソザイムを調べる.
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