Senior Course 生化学
—酵素の初速度測定—ALP Ⅱ
大場 操児
1
1獨協医大病院中検
pp.1470-1471
発行日 1975年12月15日
Published Date 1975/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909223
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1.他の測定法との相関
図1に日立500自動分析機(Kind-King法)とキットによる初速度測定法(p-nitrophenol法)の測定値の相関を示した.検体は中検に提出されたものをアトランダムに選んだ(η=12).
日立500とA社キットとの相関はγ=0.99,y=0.84x-0.31,B社キットとの相関はγ=0.98,γ=0.92x+1.6であった.初速度法はいずれもKind-King法と良い相関を得たが,B社が若千高値を示した.その傾向は,図2に示したA社とB社との相関図に明らかである.γ=0.99,y=1.52x-0.76であった.
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