技術講座 生化学
クレアチニンの酵素法
安原 正善
1
,
山西 八朗
1
,
井山 茂
1
1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部
pp.31-38
発行日 1990年1月1日
Published Date 1990/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900005
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サマリー
近年,酵素精製技術の向上とともに測定試薬として酵素を利用した方法が数多く臨床検査の領域で普及してきた.クレアチニン測定もここ数年の間に急速にいろいろな測定系が開発され,各社でキット化されている.酵素の特異性に関しては周知のごとくであるが,導く測定系によっては試料中の共存物質に干渉を受ける場合がある.
本稿では数種の代表的なクレアチニン測定法を例にとり,測定時の取り扱いかたや注意点を中心に概説した.
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