増大号 臨床医に伝わりやすい 検査報告書とパニック値報告の心得
4章 臨床化学・免疫検査
血液ガス分析のパニック値への対応と伝え方
木戸口 周平
1
,
木村 秀樹
1
1福井大学医学部附属病院検査部
キーワード:
血液ガス
,
パニック値
,
検査値の妥当性評価
,
一次性変化
,
代償性変化
Keyword:
血液ガス
,
パニック値
,
検査値の妥当性評価
,
一次性変化
,
代償性変化
pp.923-926
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543209421
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Point
●内部・外部精度管理で問題ないことを確認する.採血後,気泡除去を行い,直ちに混和し,速やかに測定する.測定直前にも十分に混和する.
●パニック値報告時は,検査値の妥当性が確実に担保されていること,施設内で報告様式のコンセンサスを形成することが重要である.
●血液ガス分析から換気,酸素化の状態,酸塩基平衡を評価する.一次性変化と代償性変化を確認し,合併した他の平衡異常を迅速に検討し,報告する.
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