技術講座 血液
凝固因子活性測定—方法間差を中心に
谷田部 陽子
1
1慶應義塾大学病院臨床検査科
pp.1314-1318
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543209182
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Point
●凝固因子活性測定には,主に凝固一段法が用いられているが,近年では合成基質法も利用されている.
●凝固一段法はLAなどインヒビターの存在で偽低値となるだけでなく,使用するPTおよびAPTT試薬により測定値が偽高値になる場合がある.
●血友病の診断や重症度判定,モニタリングにおいては,これら2つの測定法を用いて活性測定を行い,判断することが望ましい.
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