疾患と検査値の推移
ウイルス性発疹症(麻疹,風疹,水痘・帯状疱疹)
中野 貴司
1
1川崎医科大学小児科学
pp.146-153
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208902
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Point
●ウイルス性発疹症の一般的な臨床検査値の推移は,他のウイルス感染症と同様に特異的な変化は乏しい.
●感染症法に定められ,医師に報告義務が課せられた疾患も多く,診断確定のためには病原体検査を行うことが望ましい.
●病原体を特定する検査法には,病原体検出法と血清学的検査法の2つがあり,それぞれ採取すべき適切な検体の種類や時期があり,疾患によっても異なる.
●病原体検出法にはウイルス分離やPCR法があり,血清学的検査法では免疫グロブリン(Ig)M抗体やペア血清でIgG抗体の推移を測定する.
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