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あとがき・次号予告
矢冨 裕
pp.1184
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208165
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新型コロナ感染症(COVID-19)の第二波に加え,猛暑の心配も加わり,皆が健康に不安を感じ,閉塞感を感じている状況下でこのあとがきを書いています.感染防止対策と経済活動を両立させるためにどうすべきかの議論が続いています.外出自粛やイベント開催の制限が少しずつ緩和され,徐々に社会経済活動が戻りつつあったところに,全国においてCOVID-19の再拡大が起きてしまいました.
教育機関においても,感染防止対策と教育・研究活動の両立に関して議論され,試行錯誤が続いています.私たちの施設でも,講義はもちろん,実習までオンラインとなりました.会議なども原則,オンラインとなっています.本当に必要な議論だけに集中し,所用時間は短縮,出席率は向上という効果もありました.これまでのあり方を見直す重要な機会ではありましたが,やはり,同時に本来のあるべき姿も見えてきました.確かにオンライン方式はメリットもあり,今後,積極的に取り入れるべき部分もありますが,対面の活動を置き換えることは不可能であることも再確認できました.ポストコロナがいつになるかわかりませんが,プレコロナより進化したよりよい姿にしなければなりません.
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