技術講座 微生物
菌種名から薬剤感受性結果の矛盾を読み解く
渋谷 理恵
1
1済生会横浜市東部病院臨床検査部
pp.679-683
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207593
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Point
●菌種により典型的な薬剤感受性パターンは決まっていますが,菌株によってはそのパターンから逸脱する感受性を示す場合があります.
●一般的に起こりやすいエラーに対しては,あらかじめ決められているルールに従って,検査値の修正などを行います.
●通常,みられないような検査結果が出た場合は,その結果が本当に正しい値なのかどうか,検査手技も含めて判断する必要があります.
●治療を誤った方向に導く可能性のあるvery major errorは,適切にチェックできる体制を作り,見落とさない工夫が必要です.
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